システム管理ツール
端末の構成管理と監視をどう分けるか
Microsoft Intune、FleetDM、Zabbixを例に、端末の設定、資産情報、稼働監視を分けて考える方法を整理します。
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更新日
執筆:KS2編集部
- 構成管理
- Microsoft Intune
- FleetDM
- Zabbix
この記事で確認すること
- 01
構成管理と稼働監視は目的が異なる
- 02
管理対象の端末と取得する情報を先に決める
- 03
通知を受けた後の対応担当を用意する
- 1
管理対象を決める
- 2
設定と監視の役割を分ける
- 3
通知後の対応を運用する
端末管理では、設定を配ることと、状態を監視することを分けて考えます。 どちらも必要になり得ますが、収集する情報と対応する担当者は同じとは限りません。
三つのツールの役割
| ツール | 主な役割 | 確認したい運用 |
|---|---|---|
| Microsoft Intune | 端末とアプリケーションの登録、設定、保護、更新 | Microsoft Entra IDとの連携、登録方式、ポリシーの配布範囲 |
| FleetDM | 複数OSの端末に対する可視化、構成管理、ソフトウェア管理 | 実行形態、端末への導入、更新、利用者への説明 |
| Zabbix | サーバー、ネットワーク、サービスなどの状態監視と通知 | 監視項目、しきい値、通知先、障害時の初動 |
IntuneとFleetDMは、端末にどの設定やソフトウェアが適用されているかを把握し、変更を反映するための選択肢です。 Zabbixは、稼働状況を観測して異常を通知するための選択肢です。
IntuneとFleetDMを比較する
| 観点 | Microsoft Intune | FleetDM |
|---|---|---|
| 強み | Microsoft Entra IDと連携し、端末、アプリケーション、コンプライアンスの状態を管理できる | 複数OSの端末を可視化し、構成やソフトウェアの状態を確認、管理しやすい |
| 注意点 | MicrosoftのID基盤、端末の登録方式、利用する管理機能を事前に設計する必要がある | 実行形態、端末への導入、更新、運用を担う体制を用意する必要がある |
| 向く状況 | Microsoft 365やEntra IDを利用し、端末の設定とアクセス条件を結び付けたい場合 | Windows以外を含む端末の状態を横断して把握し、管理方法を自組織で選びたい場合 |
Zabbixは、IntuneやFleetDMの二択に加える構成管理ツールではありません。 サーバー、ネットワーク、サービスの稼働状態を監視して通知する役割であり、端末の設定を配布する役割とは分けて使います。
導入前に決めること
端末の一覧、所有者、OS、利用目的、管理対象外とする端末を整理します。 私物端末を含める場合は、収集する情報と組織が実行できる操作を利用者へ説明します。
監視では、通知を増やすだけでは対応が遅れます。 何を異常とみなし、誰が確認し、どの順番で連絡するかを定めます。