本文へ移動
KS²

システム管理ツール

ログ管理ツールを選ぶ前に決めること

Splunk EnterpriseとOpenObserveを例に、収集するログ、検索する目的、保存と権限の運用を整理します。

公開日

更新日

この記事で確認すること

  • 01

    収集目的を障害調査、監査、検知などに分ける

  • 02

    ログの送信元、形式、保存期間を決める

  • 03

    検索権限と通知後の対応を定める

進め方の流れ
  1. 1

    集めるログを選ぶ

  2. 2

    検索と通知を設計する

  3. 3

    保存とアクセスを管理する

ログ管理は、データを集めることだけでは完了しません。 障害調査、セキュリティ上の確認、監査、容量や性能の把握など、誰が何のために検索するかを決めます。

二つの選択肢の位置付け

ツール主な位置付け導入前に確認すること
Splunk Enterprise収集したデータの検索、分析、可視化、通知を行うプラットフォームデータ入力、検索設計、保存容量、管理者と利用者の役割
OpenObserveログ、メトリクス、トレースを扱うオブザーバビリティ基盤導入形態、データ取り込み、検索権限、保存先と通知の運用

Splunk Enterpriseは、IT基盤や業務から集めたデータを検索、分析、可視化する機能を提供します。 OpenObserveは、ログだけでなくメトリクスとトレースも扱う構成を取れます。

Splunk EnterpriseとOpenObserveを比較する

観点Splunk EnterpriseOpenObserve
強み収集データの検索、分析、可視化、通知を一つのプラットフォームで扱えるログ、メトリクス、トレースを同じ基盤で扱う構成を取りやすい
注意点データ入力、検索、保存容量、管理者の役割を設計する必要がある導入形態、データ取り込み、保存先、アクセス権限を運用として整える必要がある
向く状況既存のログを中心に検索、レポート、通知の運用を整えたい場合オブザーバビリティをログだけに限らず、メトリクスやトレースまで広げたい場合

どちらを選んでも、ログの形式や保存期間を決めずに導入すると、検索できないデータや確認されない通知が増えます。 まずは代表的な障害調査や監査の場面を一つ選び、必要なログと検索条件を試します。

先に決めるログの範囲

  • 認証、操作、アプリケーション、ネットワークのうち何を集めるか
  • 各ログに時刻、送信元、利用者や対象システムを識別する情報があるか
  • 誰が検索でき、誰が保存期間を変更できるか
  • 通知が出たときに確認、切り分け、連絡を担う担当者は誰か

保存量や検索性能は、ログの量、項目、保持期間、利用頻度で変わります。 導入前に代表的なログを使った検索と通知の試行を行い、日常運用の負荷を確認します。

参考文献